エイトシーのオタク語り

エイトシーのオタク語り

行きどころの無いオタクの独り言

初心者に向ける 攻殻機動隊の映像作品の話(その1)

 どうもエイトシーです

 

 

eight-c.hatenablog.com

 

 私はブログの中で度々攻殻機動隊が好きだと言ってきた訳ですが、実は今まで「ARISE」シリーズは未履修でした。

 

 攻殻好きを名乗るのにそれはなんとなく忍びなかったので、先日ariseシリーズおよび新劇場版を履修してきました。つまり、ネトフリ限定の2045を除く攻殻機動隊の名を冠する全ての映像作品の履修を終えました。これで晴れて攻殻好きを名乗っても良さそうです…

 

 という訳で、攻殻機動隊映像作品履修完了を記念して、解説の記事を書き散らそうを思います。

 

作品全体のあらすじ

 舞台になるのはサイボーグ技術(義体化)が発達した近未来。事前に犯罪の芽を探し出し、これを排除することを目的とした特殊部隊、公安9課、通称攻殻機動隊の活躍を描く。主人公は女性で、全身義体(脳の一部以外全て機械化)のサイボーグで、ハッキングと銃撃戦、肉弾戦の全てに秀でたチートキャラの少佐・草薙素子。作品の特徴として、バキバキのアクションと、「人間とは何か、私は人間なのか」など哲学的なテーマも扱う。原作は士郎正宗による漫画作品。

 

なんで解説が必要なのか

 攻殻機動隊という作品は、そのややこしさでかなり有名です。具体的に説明すると、原作となる漫画版1作品に対して、全然関係ないアニメが3シリーズ、実写映画が1作品あります……

 

 それぞれで作品の性格も大きく異なるので、スタートダッシュでつまづいて「攻殻ってややこしくて面白く無いよね…」ってなりかねません

 

 なので今回は、それぞれの作品の特徴と、どんな人におすすめなのかも書いていこうと思います。

 

 時系列も、わかりやすいように解説しています。

 

 

 

 

劇場版攻殻機動隊シリーズ

該当タイトル

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊

イノセンス

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 一番最初に作られた攻殻機動隊のアニメで、押井守監督が1995年に制作したものです。公安9課とハッカー人形遣いとの戦いがストーリーの主軸になります。

  

 この作品の一番の特徴は、押井守監督による圧倒的な映像表現です。まるで中国の九龍城みたいな雑多でカオスな舞台背景や、ビッシリ書き込まれたメカニック、続編のイノセンスで登場する通称デジタルねぶた祭りなどなど、「日本アニメの凄さ」を体験できる作品です。

 

 ただ、作られた年代が一番古いので、絵柄で人を選びます。また、映像に力が入った代わりに、舞台やキャラクターの説明が薄味になり、初見では何が何だかわからない状態になりがちです。

 

 個人的には、初見でこれを見ると「ややこしや〜」となって終わる可能性があるので、最初に別の作品で攻殻機動隊の基礎知識を身につけた後に、二作目として見るのをお勧めします。

 

まとめ

・圧倒的映像美

・絵は人を選ぶ

・初見だと分かりにくい

 

 

 

攻殻機動隊Stand Alone Complex(S.A.C.)シリーズ

該当タイトル

攻殻機動隊Stand Alone Complex

攻殻機動隊Stand Alone Complex 2nd GIG

攻殻機動隊Stand Alone Complex Solid State Society

攻殻機動隊SAC_2045

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 攻殻機動隊のテレビシリーズとして制作された作品で、2002年ごろに神山健治監督が制作。公安9課が様々な事件を解決し、それらの事件が少しずつ国家を揺るがす大事件になっていく…という刑事ドラマ的なストーリー展開が特徴です。現在NetFlixでシリーズ最新作の「攻殻機動隊SAC_2045」も放送中で、現在注目度の高いタイトルです。

 

 私は、初めて見る攻殻機動隊にこのシリーズをお勧めしています。まず、テレビシリーズとして制作された影響で、公安9課という組織や作中の専門用語、世界観をじっくりと時間をかけて理解できます。

 

 また、キャラクターの魅力も伝わりやすく、男らしいバトーさんや、所帯持ちリボルバーフェチのトグサ、カワイイ思考戦車タチコマなどなど、絶対に自分の押しになるキャラクターを見つけ出すことができるでしょう。敵キャラも、他人の視界をハッキングして絶対に素顔を見せない「笑い男」、体を完全に戦闘用に改造し、表情も動かなくなってしまったクゼ・ヒデオなどなど、魅力に溢れています。

 

 欠点としては、公安9課内で明確に「モブ以上、脇役以下」なポジションになってしまったキャラクターがいることでしょうか…他キャラに魅力がある分、ちょっと残念な気になります。

 

まとめ

・初めての攻殻

・キャラがいい

・ストーリーがいい

・ちょっと不憫キャラが…

 

 まだまだ続きますが、流石に文字数がえらいことになったので続きはまた今度