エイトシーのオタク語り

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行きどころの無いオタクの独り言

焼き直しの焼き直し 「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」を見た話

 どうもエイトシーです。

 

 最近本当にガンプラを組み立てるだけの人生だったので、おそらくガンプラ関係のブログもぼちぼち書くことになるかもしれません。

 

 というわけで、先日念願のクスィーガンダムを受領し、組みながら機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」を観たのでので感想を書きなぐりたいと思います。

 


機動戦士ガンダムNT

 

・あらすじ

 宇宙世紀0097年。「ラプラス事変」によってラプラスの箱が開かれてから一年、しかし世界の枠組みが大きく変わることはなかった。そんな折、封印されたユニコーンガンダムのうち、行方不明になっていた三号機「フェネクス」が再び地球圏に姿を現すのだった…

 

※ここからネタバレ注意です。

 

・ポイント

 

 まず、私のこの映画の印象としては、「『逆襲のシャア』の一部分、”アクシズショック”の焼き直しの焼き直し」です。

 …相変わらず適当なこと言っているようですが、まぁ聞いてください。

 

 まず、アクシズショック”の解説をちょっとやっときましょう。

 

 ”アクシズショック”は、映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のラストシーン。地球に落下する小惑星アクシズが、サイコフレームの奇跡的な力により、νガンダム一機で押し戻すという、ガンダムの歴史に残るトンデモ現象のことです。

 

 ↑がよくわからんな人はこちらもどうぞ。

 

eight-c.hatenablog.com

 

 


第1話 96年目の出発

 

 この”アクシズショック”でおこった奇跡を拡大解釈して、サイコフレームをぶち込みまくったガンダムのスーパーパワーでなんか時空とか改変したりできた!」みたいなノリにしてしまったのが、「機動戦士ガンダムユニコーン」です。

 

 

 

 

 私自身ユニコーンは好きな作品の一つなのですが、リアルロボット系アニメを求めていた往年のガンダムファンにはちょっと受け入れがたいものだったようです。

 

 ……という訳で、賛否両論のあった”アクシズショック”の焼き直しですが、それをもう一回こすったのが、今回の映画です。

 

 いや本当、クライマックスの戦闘シーンなんて、本当にガンダムユニコーンの最終決戦とほとんどおなじような状況でした。ネオジオングが謎パワー無双するし、主人公の乗るナラティブガンダムと味方のフェネクスユニコーンガンダム)の二機が力を合わせて戦いだすし…本当ユニコーンで見たようなシーンばっかりなので、はっきり言って目新しさは一切ありませんでした。

 

 さらに言うなら、これだけこすってる「逆襲のシャア」の”完結編”としての役割も、「閃光のハサウェイ」が公開されてしまった今では微妙なものになりました。はっきり言って、宇宙世紀の歴史的事件」という意味では、今回のお話にはまったく意味がなかったといっても過言ではないでしょう。

 

 

 じゃあ面白くないのか……と言われれば、そういうわけではありません。

 

 さっき言った通り、リアルロボットアニメ、宇宙世紀の歴史的事件という意味ではあまりいい作品でありません。ただ、その分「人間ドラマ」としては、かなりよくできた作品だと思います。

 

 具体的に言うなら、「戦時中、ニュータイプ研究所で非人道的な研究をされた主人公ヨナの葛藤」だったり、「ヨナと謎の少女リタの友人だったミシェルの嘘と陰謀」「『赤い彗星の再来』の”失敗作”として生み出されたゾルタンの苦悩」などなど…この辺の人間ドラマは「ハサウェイ」とかよりも大分わかりやすく楽しめるものでした。

 

 さらに、「ガンダムユニコーン」の後日談、カーテンコールとしても結構たのしめました。特に最後の最後に登場したバナージ。本当、ユニコーンの時はまだかなり甘ちゃんだったのに、今回はかなり頼れる先輩みたいな登場キメていたので、「立派になって…」みたいな気持ちになります。

 

 

・まとめ

サイコフレームパワーは賛否あり

ユニコーンで見たような内容

・あんまり歴史的事件ではない

・「人間ドラマ」としてはグッド

ユニコーンの後日談として良い

 

 

 

 という訳で、今回は「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」の感想でした。

 

 うっかりブログを一月近く休んでガンプラに没頭するほどのガンダムオタクになってしまいました。今後はガンダムネタも増やしつつ、今まで通りゲームやら映画やらハードオフやらのお話も書きまくるつもりです。

 

 

 

 …そういえば、ユニコーンの二作目ってどうなるんだろ…

 

 

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