エイトシーのオタク語り

エイトシーのオタク語り

行きどころの無いオタクの独り言

最後の最後まで見逃せない!! おすすめの”伏線系映画三選”の話

 どうもエイトシーです。

 

 映画を見ていて気持ちのいい瞬間は数多くありますが、その中でも”伏線回収”の瞬間は全オタクが大喜びする瞬間でしょう。そして、そんな伏線回収を物語の中心に据えた映画があるので、今回はそんな”伏線系映画”を三本(奇しくも全部邦画)を紹介します。

 

・フィッシュストーリー

 


フィッシュストーリー

 

 まずはこの映画。伊坂幸太郎の原作を2009年に映画化した作品。

 

 この映画は、ほぼオムニバス形式に近い感じで、四つの全く関係のなさそうな物語が進行して行きます。

 

・2012年、隕石落下を目前にした「地球滅亡」のお話

・1982年、気弱な大学生と不思議な女性の「運命」のお話

・2009年、シージャックに巻き込まれた女子高生の「正義の味方」のお話

・1975年、早すぎたロックバンドの最後の一曲「フィッシュストーリー」のお話

 

 これらの、一見するとなんの関連もない、時代すらも違う物語がラストの数分で一気に一本の物語として繋がります。全ての伏線を回収しきるラスト数分間はめちゃくちゃ爽快です。

 

 

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 一年前に自殺したマイナーアイドル、「如月ミキ」の一周忌でビルのペントハウスに集まった5人のファン。そんな中、参加者の一人が衝撃の発言をする……「如月ミキは自殺したんじゃない…殺されたんです」

 …かくして、オタク5人による推理劇が始まる…果たして、犯人は誰なのか…そもそも、彼女は本当に殺されたのか…

 

 

 まず言っておきますが、↑のあらすじで見るよりも実際はもっとコメディ仕立てなので身構えないでいいです。

 

 それぞれの参加者が持つごくごく断片的な状況が少しずつ積み重なって、それが最終的に彼女の死の真相に繋がっていく様子がめちゃくちゃ面白く、明かされる情報によって容疑者も二転三転していくので常にドキドキハラハラ見ていられます。そして、そんな面白推理劇の結末は儚くも感動的なので、見終わった後はいい余韻に浸ることができます。

 

 

サマータイムマシーンブルース

 


サマータイムマシン・ブルース

 

 とある大学のSF研究会。ある真夏の暑い最中クーラーのリモコンが故障してしまう。灼熱でイライラが募るが修理も購入もままならない。すると次の日、突如研究会の部室に本物のタイムマシンが現れた!!!テンション爆上がりの部員は”いつ”に行くのかを相談するが、そんな時にある名案が浮かんだ…

 

 「昨日に行って、壊れる前のリモコンを取ってくる!!」

 

 

 ↑のあらすじだけ見ると意識の低いBTTFですが……実際そうです。

 ただ、内容に関しては正直BTTFと遜色ないと思います。

 

 この映画、前半では”ほんの少し違和感”な描写がちょこちょこ挟まりながら進行して行きます。(遠くでこちらを覗く人、なぜか閃光が走る部室、よく分からんことを言う管理人…etc)

 が、その描写が実は全部伏線で、ズバリ過去にタイムスリップしてきた奴らの痕跡がそこかしこに残っているのです。

 そして、「リモコンを取ってくる」だけのミッションは少しずつ大ごとに…おまけに三十年後から未来人が来てしまったりと大騒ぎ!

 それだけじゃなく、大学生特有の青春ラブコメや、なんとなく切ないような寂しいようなラストシーンなどなど、本当にてんこ盛りな映画です。何度も何度も見返すうちに、絶対に新しい発見がある良映画です。あと、激痩せているムロツヨシが出演しているのでそこも必見です。

 

 なんか最近「四畳半神話大系」とコラボして、「四畳半タイムマシンブルース」としてアニメ映画が近々公開になるらしいので、予習もかねて是非見てみてください。

 

yojohan-timemachine.asmik-ace.co.jp

 

 

 と言うわけで、今回は伏線系映画のおすすめ三選の紹介でした。

 

 私のブログはなぜか洋画ばっかりを取り上げてるような気がしますが、実際は映画全般好きなので、今後うまいこと邦画の紹介も書きたいな…

 

 

 

 

 

 

 

 

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