S.H.フィギュアーツ ウルトラマン(シン・ウルトラマン) 約150mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア BAS60867
どうもエイトシーです。
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— エイトシー (@Eight_C008) 2022年5月23日
先日ついにやぁっと「シン・ウルトラマン」を観てきました。
映画公開から既に二週間、ネタバレを徹底的に避け、米津さんの「M八七」を何度も何度も、それこそデジタルデータ擦り切れるくらい聴きまくりながら、「シン・ゴジラ」の復習もちゃんとやって万全の体制で挑みました。
という訳で、今回は「シン・ウルトラマン」の感想を書き殴りたいと思います。
注:一応ストーリーに関わる重要な展開はネタバレは無いように書いています。それでも、神経質な方は、今すぐこのページを閉じ、そして映画館に行って観てきましょう。
・感想
……いやぁー………めちゃくちゃ良かった!
私は公開が発表されてからさまざまなYouTuberやらが考察をしているのをみていて、どのような怪獣が登場するのか、どのようなストーリーになるのかは既に解説し尽くされていました。
その上で、「シン・ウルトラマン」はちゃんと期待を上回ってくれていたと思います。
・やりたい放題映画
えぇ、おそらく庵野監督の仕業でしょうが……ほんっっとうにやりたい放題やってます。
映像から溢れんばかりのやりたい放題です。多分監督は、最初にウルトラマンで自分がやりたいシーンを一回全部書き出してから脚本考えているのでしょう。とにかく、「ウルトラマンといえば!」みたいなシーンは皆さんの予想よりも遥かにたくさん入っていました。ウルトラマンにわかの私が言うんだから間違いありません。ウルトラマンのファンの方だったら絶対に損しない映画なのは間違いないです。
本編のオマージュシーン以外でも、妙に作中のメカニック描写が凝っていたりと、随所にオタクならではのこだわりが染み出しているのはかなり個人的には高得点でした。
……あと、予告編で一つ大嘘がつかれています。詳細は伏せますがマジで大サプライズでした。
・「シン・ゴジラ」との相違点、共通点
おそらく多くの人が気になっているのが、「シン・ゴジラ」とのつながりでしょう。
はっきり言うと、「シン・ウルトラマン」は「シン・ゴジラ」とは、いい意味でも悪い意味でも別物の映画でした。
まず、「シン・ゴジラ」で特徴的だった映像表現のうち、「シン・ウルトラマン」に受け継がれたものは結構少ない印象でした。「シン・ゴジラ」では、役者さんの演技からストーリー展開、カメラのアングルからも緊張感があふれるようでしたが、「シン・ウルトラマン」では、そのすべてにかなり余裕を持たせているような印象でした。多分ミリ単位でカメラの位置決めてたり、役者さんに演技の幅を許さなかったり……などの厳しさはなかったんじゃないかな?
ただ、それでいて一昔前の映画のような画面転換や、現代感をあえて強調するような描写、一発では理解しがたい早口専門用語乱射は健在で、ちゃんと「シン」シリーズの系譜を感じ取ることができると思います。
また、受け継がれなかった部分に関しても、ちゃんと「シン・ウルトラマン」としての独自色を残すようなストーリー設定、展開になっているので、マイナスな印象は決して受けないようになっています。より生き生きと、よりドラマらしい作品としてちゃんとおもしろいと思います。
…ちなみに、ストーリー上の”つながり”については、劇中であえて考察の余地をのこすような表現をしていたので、ぜひご自身で確認してみてください。
・唯一の問題点は……
……と、ここまで大絶賛の「シン・ウルトラマン」でしたが、一つだけどうしても気になった点……というか”悲しくなった”点があります。
ズバリ、「恐らく予算の都合で、明らかに質が落ちている部分がある」ということです。
例えばCGに関して。造形はかなり素晴らしかったのですが、CGの質がゴジラよりさらに悪かったような印象があります。たしかに、ハリウッド級のCGを期待するのは間違いかもしれませんが、それでも、数十年後に「面白いけどCGがよくないなぁ……」と思われかねない程度には質が低いです。
また、映像の画質、品質も、明確に落ちていることが分かるカットが複数存在します。どうも撮影にiPhoneを使用したらしいので、その部分で画質が落ちているのかな…といった印象です。
……本作についてよく聞く噂として、「シン・ゴジラの時よりも予算が少なかった」というのがあります。真偽は不明ですが、このあたりの不満点はそれらの噂とかなり符合する部分があるように感じます。
そして、もしもそれが本当だとしたら、もはや日本映画は他外国の映画には絶対にかなわないのかもしれないなぁ……なんて悲観してしまいます。
まぁ、↑の欠点を補って余りあるほどには面白い映画だったので、ぜひ見て下さい。
・次回作?
これも詳細な出所は不明ですが、「シン・ウルトラマン」は元々三部作で構成されていて、続編に「帰ってきたウルトラマン」「シン・ウルトラセブン」があるらしいです。
現状の日本の状況、庵野監督の状況的にまだ不確定要素がおおきいですし、今作は今作としてちゃんと完結しているので、無理にも続編を作るような作品ではない……とは思いますが、
いや、みたいでしょう!!!!
ちゃんとウルトラマンが大好きな人がつくった映画が面白くないはずがないんです。作れば絶対当たるんだから、ぜひとも続編を作ってほしいところです。
という訳で、今回は「シン・ウルトラマン」を見てきた感想でした。
……私は今まで、そうしょっちゅう映画館に行くような人間ではなかったのですが、この一年ですでに二度も映画館に行ってしまいました。
なんならもう一周「シン・ウルトラマン」見てきたいくらいです。……マジでいこうかな……