どうもエイトシーです。
最近やたらにイベントが目白押しで、ガンプラはおろかブログもかなり長期間お休みをもらっていました……
……と言いつつ、ちょっと前に懐かしいプラモを作ったので、そのレビューをしたいと思います。
ダンボール戦機「アキレス」です。
「ダンボール戦機」は、今から10年くらい前にPSP向けにレベルファイブから発売されたゲームで、同時期にアニメやプラモデルなど、レベルファイブらしいマルチメディア展開を行なっていました。
私はアニメもゲームもあんまり見ていなかったのですが、プラモだけは価格が手頃だったのもあり、何個も買っては改造して遊んでいました。なので私のプラモ人生の原点はこの辺にあったりします。
発売は2011年ごろで、今回購入したのは2019年にマイナーアップデートを施して一瞬だけ再販されたキットになります。
・ポイント
まずはっきり言っておきましょう。このプラモ、ちょっと酷すぎます。
確かに、劇中のイメージを原寸スケールで完全に再現している点に関しては、かなり素晴らしいです。デザインも、子供ウケしやすそうな、いかにもヒーロー然とした素晴らしい造形です。成形色もふんだんに使われているので、そのままぱち組するも、塗装するも、墨入れするもよしな幅広い使い方ができる点も良いです。
じゃあ何がまずいのか……
ズバリ、関節です。
このキットはダンボール戦機シリーズの中でも最初期に発売されたものなので、そのせいなのかもしれませんが、関節があまりにも脆すぎます。具体的には、大人の私が普通に組み立てて、それでも直立がちょっと厳しいくらいに緩いです。おそらく、力加減のできない子供が組み立てて遊べばもっとひどい状態になるでしょう。
特に股関節部分は強度がとても弱く、↑のポージングもよくみるとあんまり足が開いていないのがわかると思います。このかなりシンプルなポーズをとらせるのもかなり一苦労するほど脆い股間接パーツでした。
一瞬時代のせいなのかな…とも思ったのですが、それよりよっぽど前に販売されていたHGズゴックなどの関節は全くへたる気配がありません。おそらく、作中のプラモデルの造形の再現と、組み立てやすさの両立を目指したのでしょうが……にしても犠牲が重すぎる気が……
これでまともに遊べるようにするには、関節を市販のもうちょっといいパーツに交換したりの結構大掛かりな改造が必要になると思います。そんな苦行を子供に強いちゃいけないような……
・まとめ
・造形は良し
・簡単組み立ても良し
・それらを補ってあまりあるほどひどい関節パーツ
・子供にはギリ向かない
というわけで、懐かしさで買ったらとんでもねぇ目にあったというレビューでした。
そもそも、私がダンボール戦機やってたのはストーリーもだいぶ後半に差し掛かった、プラモもある程度改良されてたくらいの年代のものだったので、そこを求めたのが間違いだったのかもしれませんね……
……頼むからダブル系のキットを再販してくれ!!!