どうもエイトシーです。
最近結構頻繁にネタに出しますが、この前「シン・仮面ライダー」を見てきました。その時の愛憎交々は以下のブログを参照いただくとして…
さて、はっきり言いますが、私は↑の記事で、本作に対してあまりいい評価をしていませんでした。最終的な私の本作に対する評価は、「いい映画ではないが、嫌いにはなれない」という、言ってしまえば消極的なものでした。
だがしかし……実は今回テレビ放送用に特別に編集された「シン・仮面ライダー クモオーグ編」がAmazonプライムでも見れるようになりました……そしたら、結構意外なことがわかったので、今回はそのお話をしたいと思います。
【幕前/第1幕 クモオーグ編 特別公開】『シン・仮面ライダー』※本編ではございません。
・視聴環境
と……その前に一つ、今回「シン・仮面ライダー クモオーグ編」の視聴環境についてお話しします。
……実は今回、「一度観た映画だから」と思ってかなり気楽に本作を視聴してしまいました。具体的にいうと、iPadで視聴しました。
はっきり言っておきますが、私は基本的に巨大液晶原理主義者で、液晶は多ければ多いほど、大きければ大きいほどいいと思っています。なので基本的に映画を鑑賞するときは、家にあるぼちぼち大きめな液晶テレビで見ています。……今回は本っっっっ当に気が緩んでしまい、しれっとiPad(しかも第六世代の古い&ちょい小さいiPad)なんかで映画を見ちまいました……
……その時、不思議なことが起こった……
……結論を言いますが、なんとこれ、大正解でした。
・画質
実は、「シン・仮面ライダー」の大きな問題点の一つに、突然の映像品質の劣化があります。ふとした部分で出てくるCGのクオリティーが低かったり、場面転換すると急に画質が大きく劣化していたりなどなど……シンウルでも顕著だったのですが、本作でも結構気になるくらいそんなシーンが含まれていました。
の!で!す!がっ!
iPadの小さい画面で見ると……あーら不思議……なんとあんなに気になっていた家屋大爆発シーンのガッサガサ映像やら、微妙に安っぽい蜘蛛の巣周りのCGやらがちっとも気にならなくなりました。
……なんというか、シンプルに液晶が小さくなったから見づらくなった……というのもありそうですが、本編と違いテレビ放送の仮面ライダーっぽい編集がされているので、なんとなく脳が本作を連続ドラマか何かと錯覚して気にならなくなったんじゃ……という仮説を立てています。
…というか、このテレビ用の再編集めっちゃいいな…全編これで作り直してくれないかな…
・スルースキル
もう一つ、画面以外にも少し本作の見方に変化がありました。ズバリ、設定洪水部分のスルースキルが、二周目になって少し上がりました。
…まぁ具体的に言ってしまうと、第一回鑑賞時点で必死こいて飲み込んでいた「プラーナ」周りの設定をすんなり飲み込めるようになりました。
最初に劇場で見たときは、「プラーナ!?体内に残存!?圧縮!?……どういうこと!?」となって、そこに気を取られて他の部分の認識が疎かになっていた感は、今となっては正直否めません。しかし、今回は「”プラーナ”は”魂”くらいの認識でおっけー」という前提知識ありで見れたので、劇場で見た時の大慌て感がかなり軽減され、ゆったりと映像、ストーリーを楽しむ余裕が持てました。きっと後半の「ハビタット計画」あたりも、もう一回見ればのんびり見れるのかも……
・庵野監督の視点
さて最後に、今回小さな画面で「シン・仮面ライダー」を見てやはり確信したのは、「シン・仮面ライダー」という作品は、庵野監督が当時見ていたオリジナル版の「仮面ライダー」を再現した作品だという事です。
だからこそ、劇場の大画面ではなく、テレビやらiPadやらで見た方が、より説得力を持って作品を楽しめるんじゃないかな……と思ったりします。
というわけで、今回は「シン・仮面ライダー クモオーグ編」を見た話でした。
…やっぱり、私この作品結構好きかもしれない……
劇場でもう一回見るかはわかりませんが、いずれアマプラに入ったりしたらきっと何回も見ちゃうんだろうなぁ…
……そしたら、うまいことやってブラウン管の4:3画面でこの映画を見てみたいなぁ…