どうもエイトシーです。
少し前に現行のダニエルクレイグ版の007の最終作である「007/ノータイムトゥーダイ」が公開されてましたね。
私はアマプラの民なので劇場公開終了からかなり早い段階で視聴できました。ただ、私007シリーズは初期のショーン・コネリーのものは少し見たのですが、ダニエルクレイグ版のは飛び飛びでしか見てませんでした。なので、今回からダニエルクレイグ版を最初から見ていきたいと思います。
というわけで、今回は「007/カジノ・ロワイヤル」を見たので、その感想を書き殴りたいと思います。
・超挑戦的なスタート
まずちょっとうんちくを話します。
今でこそ大人気シリーズになったダニエルクレイグ版の007ですが、キャストの発表直後は従来作のファンからかなり反発があったようです。
そもそも、元々のジェームズ・ボンドのイメージは……
・高身長
・黒髪
・焼けた肌
が基本なので、金髪、碧眼のダニエルクレイグのキャスティングにはめちゃくちゃ批判があったらしいです。
……まぁ蓋を開けてみればあまりにもボンド過ぎだった訳ですが……
何が言いたいかというと、すでにジェームズ・ボンドのキャスティングであまりにも挑戦的なことをしているのです。
おまけに、ストーリーもかなり挑戦的です。
普通”スパイ映画”といえば、敵の基地やら屋敷やらに潜入したり、銃撃戦を繰り広げたり……などのアクション描写がメインになりそうな物ですが、今作は四割くらいひたすらポーカーをやってる話になります。
…おそらく、元ネタになった原作第一話の「わるーい奴がインチキポーカー大会で大儲けする」みたいな話を大真面目にやったからこんな話になったんでしょう……字面だけでは面白いのかどうか不安になりますよね。面白かったですけど…
他にも、そもそも今作は007の初任務の話として描かれていたり、ラストでヒロインが……などなど。
新シリーズ第一作目にしてもかなり挑戦的なことをしていたのが理解できると思います。結果大当たりなのでマジですごい……
・随所随所のファンサ
そんな風に挑戦的な作品となった本作ですが、ちゃんと従来ファン向けのサービスもしていました。
ボンドカーはちゃんと歴代を汲んでちゃんとアストンマーティンに乗っていましたし、ボンドガールに上手いこと乗せられる形でスーツに蝶ネクタイのお馴染みのボンドスタイルになっていたり、ちゃんとオリジナルの要素を大切にしたファンサービスもたっぷりでした。
・マッツゥ〜〜!!!!
そして何よりも悪役のル・シッフルを演じるマッツ・ミケルセン!!!!!!!
もう、超かっこいい!!!!!
もう「ル・シッフル(多分「ルシファー」から来てるんだろうな)」なんていう「悪いことしてまっせ〜」みたいな安っぽい悪役の名前が全く気にならなくなるくらいメチャクチャにかっこいい!!!!
渋イケメン顔だけでも反則なのに片目に作中一切語られない謎の傷があって、おまけに頭良くてポーカーが趣味って……
もうダメだろ!!規制すべきだろ!!こんなん作品面白くなくても見ちゃうよ!!
本当、本作のみの登場にするにはあまりにも惜しいイケおじヴィランでした。
という訳で、今回は「007/カジノ・ロワイヤル」の感想でした。
やっぱり長くシリーズ続いてるだけあって第一作から超面白いですね。今度自作の「慰めの報酬」も見てこようと思います。