エイトシーのオタク語り

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行きどころの無いオタクの独り言

流血多めの子育て漫画 「VANILLA FICTION」をお勧めする話

 どうもエイトシーです。

 

 タイトルがえらいことになってますが、今回は「VANILLA FICTION」という漫画の紹介です。

 

 


VANILLA FICTION(1) VANILLA FICTION (ゲッサン少年サンデーコミックス)

 

・あらすじ

 

 売れっ子だがバッドエンドしか書くことのできない小説家「佐藤忍」。彼はとある事件から「神様の双六ゲーム」に巻き込まれる。ゲームのゴールは、”とある島で少女(牧野エリ)とクッキーを食べること”。佐藤は、薄幸の少女エリ、そしてゲームの進行役である謎の男(通称 太宰)と共に、目的の島へと旅を始める。しかし、双六ゲームには”対戦相手”が存在していて…

 

・ポイント

 

 正直な話、この漫画には魅力がありすぎて何から話せばいいのか……まぁまずはキャラクターから

 

 登場人物全員それぞれいろんな魅力(欠点含む)があり、ネタバレを避けるためにあまり具体的な話はできませんが、特に牧野エリが佐藤との交流で少しずつ感情を表せられるようになったり、また佐藤の方も、ただの根暗なヤツから人間としてどんどん成長していきます。序盤ただの嫌なヤツな太宰も、見ていく内にどんどんいいやつに成長していきます。主人公の敵対サイドも魅力的な人物が多く、汚職警官だが息子を大事に思っている鞠山や、ずっと家族を求めている鯉池、謎の人物として暗躍する春夏秋冬(ひととせ)などなど…逆に胸糞が悪くなるような単なる悪役はほとんどいないので、ストレスなく楽しむことができます。

 

 ストーリーの構成も見事で、物語の謎や主人公、敵対サイドの形勢が二転三転していくし、また、「どうしてこうなった!?!?!?」みたいな描写をあえて先に見せ、そこからそこへ至る経緯を描く方法をとっている場面もあるので、いつまで見ていても全然飽きないストーリーが展開します。

 

 

 

 そして何より主人公、佐藤の能力がヤバい!!!

 

 

 佐藤は超常現象巻き起こる周りに対して基本”ただの小説家”な訳ですが、自身の得意分野である”バッドエンドを想像する”力を遺憾なく発揮。次々に現れる刺客のバッドエンドを想像する超絶頭脳プレイを見せつけてくれるので、毎話毎話サスペンスドラマ級の謎解きができます。

 

 …なんか異能バトルみたいな書き方になってますが、真面目にそのレベルで強いです。敵対勢力の鞠山が比較的物理攻撃重視なのもいいぐあいにマリアージュになります。

 

 

 

 という訳で、今回は「VANILLA FICTION」のお話でした。

 

 ……うーん…ネタバレ回避のために話をぼやかした結果、あんまり作品の魅力を伝えられていないような気がする……なかなか難しいですね。

 

 とにかく、読んで絶対損しない漫画なので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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