エイトシーのオタク語り

エイトシーのオタク語り

行きどころの無いオタクの独り言

どうして映像研には手を出してはいけないかと言う話

 どうもエイトシーです

 

 最近私はアニメにハマりました…ずいぶん妙な告白に聞こえますね。なぜ急にそんなことになったのか…実はある一本のアニメが原因です

 

 その名は「映像研には手を出すな!」

 

 

 今までずっと見たい見たいと思っていたこの作品ですが、九月あたりにようやっとアマプラでの配信が開始され、やっとこさ見ることができました。そして私エイトシー、このアニメに痛く感動いたしました。

 

 というわけで、今回はアニメ「映像研には手を出すな!」をお勧めしまくるという内容の記事になっております。

 

 

 このアニメがどういう内容かというと、「女子高生がアニメを作るアニメ」です。

 

 ……ああ待て待て、「なんだよ〜最近流行りの、とりあえず女子高生にやらせれば流行るだろ系か〜」と思ったそこのあなた…まぁ待ちなさい。そう単純じゃないんですよ…

 

 確かに、上の文面を見る限りでは、「キラキラ女子高生3人組がキャッキャしながらアニメを作っていくユルカワアニメ」な感じになりますが、全くそんな感じはありません、どちらかというと、「電撃三人娘がバチバチにやり合いながら本気でアニメを作っていく情熱、ユルカワ、ビジネスアニメ」です。情報量が多い…

 

 兎にも角にもキャラ解説からやっていきましょう

 

 

 

 

注意:ここから先は、アニメ「映像研には手を出すな!」の軽微なネタバレが含まれています。気にされる方は、そっと閉じてください。

 

 

 

 

まずは浅草みどり(浅草氏)から、↑画像の真ん中の子です。

 

 浅草氏は総監督です。彼女がアニメの世界観、設定、ストーリーを組み上げ、背景やメカニックなどの作画も担当します。一度設定を語り出すと止まらず、おまけに自分が生み出した設定にどんなに細やかでも矛盾点が生じると作品そのものの根幹を揺るがしたりします。巨大ロボアニメ編では特に顕著でした。空想を空想では許さない、そんな心意気のキャラです。

 性格は気分屋かつ小心者です。狸を追っかけたりちょうちょを追っかけたりします。かわいい…

 

次は水崎ツバメ(水崎氏)、↑画像左の美少女です。

 

 水崎氏は作画担当、特に人物作画に対して並々ならぬ情熱を持つアツいキャラです。もともと彼女は役者夫婦の家庭で育ち、人体の動きを小さい頃からずっと独学していました。読者モデルとしても活躍しており、そもそも映像研ができたのは、彼女を役者にしたい両親がアニメ研究部に入れなかったためです。彼女の作画への気合いの入り方は作中でもトップで、スカートのはためきかた一つでほかメンバーと言い合いになったりするほどです。彼女曰く、「動きの一つ一つに感動する人に、私はここにいるって、言わなくちゃいけないんだ。」とのこと。細部に神を宿すタイプの職人です。

 両親のおかげでお金持ちであり、一般人他二人とちょっとズレたりするのも見所です。

 

最後に森さやか(金森氏)、↑右側の黒髪ロングの人です。個人的に、このアニメが名作であるのは彼女の存在が大きいです。

 

 なんと彼女はこの3人の中で唯一特にアニメに興味がない人間です。彼女はプロデューサーとして他二人のサポートを行います。

 彼女の恐ろしさは具体的に書いた方がいいでしょう…

 

・すでに「アニメ研」があるのに先生を脅して「映像研」として同好会を作る

・浅草氏が落下した映像をテレビ局に売って三万円を得る

・他二人を説得し、作画の手間より派手さを重視したアニメを作らせる

・美術部に勝手に背景協力を打診する

・水崎氏を前面に押し出してアニメの知名度を上げる

・地域商工会と交渉して予算を確保する

・「音響部」という部活を吸収合併、持っていた音源で商売をしつつアニメの音響に使用

 

 …一例だけですが十分彼女の凄まじさ、恐ろしさがわかっていただけたと思います。その他彼女の手腕で映像研はどんどん、どんどん大きくなっていきます。繰り返しになりますが彼女の存在こそがこのアニメが名作である原因の中で最大であると個人的には思っています。彼女を除く他のメンバーの想像力や情熱、随所に散りばめたアニメの蘊蓄も素晴らしいですが、金森氏が語る人間論、ビジネス論は本当に、大真面目に実世界で使えるものばかりです。

 好物は音曲浴場(銭湯)の牛乳だそうです。

 

 

 というわけで、今回は「映像研には手を出すな!」というアニメをお勧めする話でした。今ならアマプラでも見れるので、興味を持った方はぜひ見てみてください。

 

 …作中での金森氏に度肝を抜きましょう。

 

twitter.com