エイトシーのオタク語り

エイトシーのオタク語り

行きどころの無いオタクの独り言

私がガンダムを好きな理由と“大いなる矛盾”の話


ENTRY GRADE 機動戦士ガンダム RX-78-2 ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル

 

 どうもエイトシーです。

 

 最近すっかりガンダム沼に足を突っ込んでしまって抜け出せなくなりました。お陰でブログネタが増えましたが、流石に何度も出すのはマンネリな気もしています…

 

 さて、そんな風に何度も取り上げた「ガンダム」ですが、まだ“何故好きなのか?”については語っていませんでした。

 

 オタクという生き物は総じてこの語りが長く、濃い物になるわけですが、私も「オタク」を名乗る以上語らせてもらいたいと思います。

 

 

 その前にまず、タイトルにもいれた”大いなる矛盾”について説明させてください。

 

 

 

 

 

 

・”大いなる矛盾”

 みなさんは、人型巨大ロボットアニメが絶対にぶち当たる「大いなる矛盾」があることはご存知でしょうか?

 

 

 

 それはつまり……

 

 

 

 ”兵器としての人型巨大ロボットは絶対にありえない”ということです。

 

 

 …まぁまず聞いてください。

 

 そもそもSFとは「Science Fiction(空想化学)」の略で、詰まるところ「現在の科学技術では不可能だけど、未来の科学技術を使えばこんなことが可能になるかもしれない……ワクワク」という妄想のことをSFというわけです。現代の技術では当然「タイムトラベル」や「反重力装置」なんていうものは実現不可能ですが、たった数百年の間に馬車から自動車に、狼煙からスマートフォンに技術を進歩させた人類なら、あるいは数百年後にはこれらは当然の技術となっていてもそんなに不思議には感じません。

 

 しかし、「人型巨大ロボット」に関してはちょっと話が変わってきます。

 

 どういうことなのか?……

 

 

 ……本当に身も蓋もない言い方になってしまって心苦しいのですが……

 

 

 

 たとえ技術的に可能だったとしても、人型巨大ロボットを兵器として運用するメリットが無いのです。

 

 実はこの話題は私の推しアニメ「映像研には手を出すな!」の中でも語られています。

 

 

eight-c.hatenablog.com

 

 詰まるところ、ロボットを人型に近づけるのはあくまで”人間社会”においての利便性ゆえであって、それを巨大化してもさしてメリットは無いのです。それが可能な技術力があるなら、多脚にするなり、ホバーにするなりしたほうが巨大兵器としては理にかなっているのです。

 

 これこそが、巨大ロボットアニメの全てが抱える”大いなる矛盾”なのです。全ての巨大ロボットアニメは、この矛盾の上にしか成り立たないのです。

 

 

・”大いなる矛盾”と”ガンダム

 

 そして話はガンダムに戻ります。ガンダムも当然、この矛盾にぶち当たっている作品なのです。しかし、ガンダムは作品そのものの歴史がべらぼうに長く、それゆえにファン、公式の両面からさまざまな解釈、新設定が加えられるようになりました。

 

 その設定というのが、以下のものです。

 

・宇宙空間での姿勢制御は基本的にスラスターで行うが、燃料の消費が激しい。しかし、機体を人型で作り、手足をぶん回した反動で姿勢制御やちょっとした移動を行う(AMBAC)と、燃料の節約になる。

ガンダム世界では、「ミノフスー粒子」の影響で無線通信がほぼ不可能であり、それゆえ兵器として運用するにはビーム兵器を搭載した兵器と、剣と盾を持った白兵戦機体がほぼ同様の重要度になる。

 

 

 

 

 ……そんなわけあるか!?!?!?!

 

 

 …となる気持ちはもちろんわかりますが、少なくとも私にはこの暴論に反論できるほどの知識は持ち合わせていないので、まぁ受け入れるしかありません。

 

 はい、これこそが、私がガンダムを好きになった理由です。

 

 確かに、この言い訳は正直かなり見苦しいくらいに感じるかもしれません。しかし、そもそも他の巨大ロボアニメでは矛盾に対する回答すら用意していません。別にそれを非難するつもりはありません。でも、ガンダムは見苦しいなりにちゃんと科学的風な言い訳を用意してくれています。どんな年齢になっても、それを「子供の見るもの」とバカにしないでちゃんと向き合って作っているんだと私は感じました。だから私はガンダムという作品を好きになりました。

 

 

 というわけで、今回は私がガンダムを好きな理由を書き殴りました。

 

 現在、ファーストを見終えて、ユニコーン、ハサウェイ、逆シャアまで履修完了しました。ガンプラも数体購入して組み立てていますが、まだ飽きる気配はありません。今後もブログネタとしてちょこちょこ出てくると思うので、新たなガノタ誕生の瞬間に立会いたい人は、どうぞちょくちょく当ブログを見にきてください。

 

 

 

 ……そういえば実写版はどうなるんだろ……

 

 

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