どうもエイトシーです。
実は最近長々と改造を続けていたプラモがやっとこさ完成したので、その話をさせてください。
今回作ったのは、「FG ザクⅡ」です。
・まず解説
一旦このプラモについて解説させてください。
今回製作したプラモは、「FG(ファーストグレード)」と呼ばれるプラモデルになります。基本ガンプラは「HG」「MG」「RG」なんかが有名ですが、このキットはそれらと比べてちょっとマイナーなグレードかもしれません。
そもそもの発端は、1/60のビッグサイズ、内部構造やハッチオープンまで完全再現した最高峰のプラモデル「PG(パーフェクトグレード)」というプラモでした。
このプラモ、当然のようにお値段がバカ高かったので、「PGのデザインをそのままに、よりお手軽なキットとして販売したい」ということで作られたのが、「FG」というプラモデルになります。
…しかし、どうも当時のプラモ開発部は「お手軽」の意味を履き違えていたようで、確かに接着剤不要、価格300円とお手頃に感じますが、完全未塗装、可動範囲も渋々な、言うなれば「最新型旧キット」みたいなプラモになってしまいました。
……まぁ、御託を並べるより見てもらった方が早いですよね…製作当時ぱち組したままの状態がこちらになります。
……どうです、稼働させている写真こそないものの、このずんぐりむっくりなプラモの可動域が狭そうなのは見れば一発でわかってもらえると思います。合わせ目も真っ二つな頭を筆頭にあちこちに大きく出ます。
……とはいえ、バックパック周りやら体部分に細かなモールドがかなり数入っているので、そこはさすがPGをもとにしてるだけあります。
……という訳で、今回は↑をベースにプラモの改造&全塗装に挑戦しました。
・改造内容
テーマとしては
・関節を仕込んで可動域を広げる
・FGそのもののデザインは活かして、アレンジは控える
・足裏などはディティールを増やす
・色味はオリジン版を参考にして塗装する
というわけで、以下が改造工程になります。
一旦全体をバラバラにした後、ビルドファイターズ系の「ボールデンアームアームズ」というキットから関節、ボールジョイントを流用し、それらを組み込んで関節を可動させています。また、モノアイもポリキャップの可動式にします。
などなどやっていると少し頭身が伸びて、足元のボールジョイントが大きく見えるようになってしまったので、隠すために少しエポパテで足のアーマーを伸ばしてます。その後、真っ平らな足裏にプラ板でディティールを追加しています……まぁ素人仕事臭がしますが足裏だから多めに見てくれ……
今回パテの実験的な意味もあり、エポパテ、ポリパテ、瞬間接着パテ、ラッカーパテ、プラリペアなどなどいろんなパテを実験的に使ってみました。おかげで今回の改造で結構パテの特性や使い方も見えてきました。やっぱトライアンドエラーが性に合う……
塗装は携帯型のエアブラシで一度塗装した後、ガンダムマーカーのメッキシルバーとガンメタを全体にうっすら使って汚しを入れています。
さてさて、それでは完成品を見ていただきます。
この可動範囲を見ろぉ!!!!
なんということでしょう……直立すら不自然だった改造前と比較して、膝立ちすらできるほどしなやかな動きができるようになりました。
腰にもボールジョイントを仕込んでいるので、大きくのけぞるようなポーズを取ることもできます。また、前屈もできるようになっているので、ちょっと下を向いたポージングも取れるようになります。
今回初めて全体にわたる改造や全塗装に挑戦しましたが……いやぁ〜楽しかったぁ!!
既存キットからディティールやカラーリングを研究したり、関節部品も結構細かく調整をしたり……時間はかかりましたが満足な出来上がりになりました。
…もちろん既存キットを購入した方が早いのですが……いや、やっぱり自分でここまで作り上げると愛着が半端じゃないッ!!ぜひみなさんも一度、キット大改造に挑戦してみてください!
イデオンどんどん生えてきた pic.twitter.com/jrsA0WepSX
— エイトシー (@Eight_C008) 2023年4月6日
……なお、次回作の完成は未定です。