どうもエイトシーです。
しばらくの間ほとんど記事の更新がなかったわけですが、何もしていなかったわけではなく、むしろガンプラを作りまくっていたわけです。というわけで、今回はそんなガンプラの中で”神作”を作りましたので、ここで紹介したいと思います。
本機は、「機動戦士ガンダム ナラティブ」に登場するネオジオンのモビルスーツで、「ユニコーン」に登場する「シナンジュ」のベースになった機体です。
ちなみに私はこの映画もアマプラで見ました。
んで、映画本編では主人公機と比べて割と地味な活躍しかなく、いまいち印象に残らなかった記憶があり、正直大したことないと思っていました。まぁ他の機体が”超旧型貧弱魔改造ガンダム”とか、”百式顔負けの大暴走キンキラキンユニコーンガンダム”とか、”前作主人公の乗る右腕交換式ガンダム”とかの濃いーい面子なので、髪型面白い人の乗った地味な色のモビルスーツの印象なんかあってないようなものですよね……
……が、敢えて言おう!!神キットであると!!!!
・渋いミリタリーカラー
なんか↑で”地味な色”とかディスっているような気がしますが、このカラーリングがかなりミリタリー強めでめちゃくちゃかっこいいです。
この機体の改造機である「シナンジュ」は赤い彗星意識のド派手カラーリングだったのでかなり威圧感がありましたが、反面こちらは基本的には色味の変更だけなのに驚くほど綺麗にまとまった渋いミリタリーデザインになっています。これが現代兵器的でめちゃくちゃカッコイイです。ディスってごめんよアッカネン君……
・圧倒的なランドセル
そしてこの機体の一番の目玉が、この圧倒的密度感を誇るランドセルです。
見ておくれよこの素晴らしいバーニアの密度感……
通常のシナンジュの方も流線形で毒々しくて良いですが、やっぱりこうやってロケットみたいな円錐形のわかりやすいバーニアがどっさりついてた方が内なる小学五年生も大喜びするって物ですよ……
そこからさらにプロペラントタンクが二本も伸びてるんだからもう最高です…
・宇宙世紀史に残る奇妙な出自とデザイン
さてさて、ここで少しガンダムの蘊蓄に入りますよぉ…
アニメ「ガンダムユニコーン」本編で「赤い彗星の再来」と呼ばれたネオジオンのMSであるシナンジュですが、元々は連邦軍で開発された”試作型ユニコーンガンダム”の一機を改造してジオン風なモビルスーツに仕立て上げたものなんです。なので、より改造前に近い「シナンジュ・スタイン」では、ジオン的な曲線、肩アーマーのトゲトゲ、モノアイが目立つものではなく、むしろ連邦的な、直線的、胸部のツインダクト、ツインアイを持つモビルスーツになっているのです。
もちろんその特徴はこのガンプラでも色濃く出ていて、袖付きのエングレーブこそ入っていますが、このままV字アンテナをつけてしまえばそのままガンダムっぽくなる興味深いデザインをしています。赤い方のシナンジュがバキバキのジオンスタイルだったが故に、かなり興味深いことです。
また、シナンジュをデザインしたカトキ・ハジメ氏によると、シナンジュはHi-νガンダムの技術を応用して作られているそうで、両機を比較すると、バーニアや本体の各種でティールで共通点があるようです。残念ながら私は手持ちでHi-νが無いので比較はできないのですが……とにかく、宇宙世紀においてもかなり特殊な出自を持つ興味深いMSなのです!!
というわけで、今回は「HGUC シナンジュ・スタイン」を作った話でした。
……やっぱ、ガンプラって楽しいですね……
シンプルにプラモとして楽しむのももちろん、アニメ作中の設定と付き合わせてみたり、ディティールを観察してみたりと結構多面的に楽しむことができます。結果モビルスーツの評価が全く別になったりするので本当に楽しい……
みんなもガンプラやろうぜ!!