どうもエイトシーです。
実は最近面白い漫画を発見しました……「チェンソーマン」って言うんですけど……
…はい、いつものダサ☆ダサ逆張リストが発動してしまい、やっと最近読み始めました。なんでこんな面白い漫画を殴ってでも私に読ませなかったんだ!?
……まぁ今回はその話ではありません。チェンソーマン作者のタツキ先生は結構映画好きのようで、漫画本編やアニメ作中の中で往年の名作映画のオマージュをかなりしているようです。
……というわけで、今回はそこからの興味が引き金になって鑑賞した映画の話をしたいと思います。
今回は「コンスタンティン」を見た話です。
・概要
DCコミックスの「ヘルブレイザー」を原作に、主人公ジョン・コンスタンティンを我らがキアヌ・リーブスが演じたファンタジーアクション映画。
この世界は天界・人間界・地獄の三つに分かれており、天界、地獄の住人がハーフブリード(人間と天使or悪魔の中間的存在)を送り込んで人間界を監視していた。主人公ジョン・コンスタンティンは悪魔祓いとして働いていたが、ある時地獄の悪魔が人間界に侵入しようとするのを目撃する。異変を感じたコンスタンティンは独自に調査を開始するが、自身の体は度重なる喫煙で肺癌に侵され、余命幾許であった。一方、捜査官のアンジェラ・トッドソンは双子の妹の自殺を不審に思い、捜査を行っていた。すると、死ぬ直前に妹が「コンスタンティン」と呟くのを発見して……
・直球なアクション
今作、キリスト教がテーマとなるため、かなり小難しい映画な印象を受けるかもしれません。が、実は本作、根幹となるストーリー、アクションはあくまでド直球のアメコミ映画であり、ストーリーもわかりやすい勧善懲悪でとてもスッキリ爽快に見ることができます。
とりあえず聖なるメリケンサックで殴れば悪魔は痛がる!!……聖なるマシンガンで蜂の巣にすれば悪魔はズタズタになる!!……トドメに聖なる祈りを唱えれば悪魔は死ぬ!!
単純にアクション映画として本作を観ただけでもしっかり満足できるくらいアクション描写が際立っています。
地獄も炎ぼおぼおで悪魔も見るからに化け物ばっかりで……幼稚園児が見てもわかる「悪い奴を倒す」映画として完成しています。しかもそこで暴れる主人公はタバコをふかすイケメンなキアヌ……アクション描写だけでも十二分に楽しめます。
・バッチリ決まった映像表現
そして本作のさらに素晴らしい点は、上述したような直球アメコミアクションに仕上げつつも、こと映像表現においてはアート映画にも引けを取らないほど美しいことです。
全体的にオレンジがかったフィルターがかかることでただ人が並び立つシーンがまるで宗教画のようにも見えますし、バッチリ決まった構図のまま止め絵で魅せてくれるシーンも数多くあるので、本作の宗教的なモチーフと相まってとても美しい映画になっています。
個人的に一番好きなのが、捜査官のアンジェラとコンスタンティンが並び立つシーンで、それまでアンジェラが色付きのガラス越しに立っていたのが、協力を決めた途端にそのガラスから出てくる演出がされていて、1キャラクターの心情の変化をとてもオシャレに表現していてとても良かった……
……伝わりづらいな……本編見てくれ。
・かっこよさ全振りのキャラクター
さてさて、ここまでで既に神映画確定な本作ですが、さらに追い討ちで本作の人気を決定的にしているのが、登場人物たちの圧倒的なかっこよさでしょう。
もうさ……だってさ……あのキアヌがタバコスパスパしながら金ピカのマシンガン片手に悪魔に突っ込んでいく描写なんて嫌いな人なんかいるわけがない…
おまけにティルダ・スゥイントン演じる天使ガブリエルなんかもう……天使の中性的な印象は残しつつ“神々しい”印象を出す役柄にあまりにもマッチしすぎています。多分彼女はあっちが本職なんでしょうなぁ……
そして最後に召喚される悪魔!!…ネタバレ回避のため詳細は伏せますが……あんだけ天使な天使出してからのここまで悪魔な悪魔出せるん!?……みたいな感じでした。この映画本職しか出てねぇのか?……
というわけで今回は「コンスタンティン」を見た話でした。
いやマジで最高の映画です。
タツキ先生のおかげで再び注目された本作、どうやら次回作の予定もあるらしいです……今からちょっとワクワクしとこうと思います。
…やっぱキアヌは最高だぁ!!