どうもエイトシーです!!!!!!!!!!!!
本日はいつもより大きめでブログを書いております!!!!!!!!
やっと……やっと観れました!!!!!
というわけで!!!!前置きは控えめにしてちゃっちゃと本題に入りましょう!!!!!
「RRR」を観た話です!!!!!!
・概要
1920年のイギリス領インド帝国。ある小さな村の少女マッリがイギリス人のインド総督バクストンに連れ去られてしまった。その村の守護者であるビームは、少女を救い出すために、正体を隠して単身デリーへと赴くのだった……一方、インド人でありながらイギリスの警察官として働くラーマは、その圧倒的な力で功績を上げるも、人種差別により功績が認められずにいた。しかし、ビーム対策で彼に白羽の矢が立ち、ラーマは調査を開始する。しかし、この二人は列車の事故から少年を救い出したことをきっかけに、正体を知らないまま友情を育んでしまうのだった。ビームは少女を救えるのか?……ラーマの本当の目的とは?……二人の友情の行方は……
監督は、みなぎるパワーと興奮により日本でも大ヒットになった、私も大好きな映画「バーフバリ」シリーズを手がけたS・S・ラージャマウリ監督。
・パワーー!!!!
ここでいいニュースと悪いニュースです……
……悪いニュースは、本作、上映時間が3時間近くあります。
……そしていいニュースは……
……マジでその長さが苦にならないことです!!!!!!
前作の「バーフバリ」でもかなりパワフルな演出で度肝を抜かれましたが、今回さらに、文字通りパワーアップを遂げた全開フルスロットルスーパーウルトラアルティメットパワーOFパワーOFパワーな映画でした。
どうせ文章だけじゃ伝わらんので具体例を書いちゃうと、ウン千人対一人の超大立ち回りアクションシーンや、人種入り乱れてのボリウッドダンスシーン、「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!!」な少年救出シーン、野生生物とともに一斉に飛び出すシーン、当然のように素手でバイクを止めるシーンなどなどなど……
とにかくド派手でインパクト大なシーンのオンパレードで、正直3時間なんてマジであっという間に過ぎ去ってしまいます。でもおトイレは済ましときましょう…
しかも、映像見てるとわかるのですが、実は戦闘シーンでビームは水属性、ラーマは火属性みたいな属性付けがされていていて、なんかうまい具合にお互いがそれらを撒き散らしながら戦闘を繰り広げるので、マジで鬼滅の刃か何かみたいなエフェクトに富みすぎたアクションシーンを楽しむことができます。バーフバリもそうだったけどこの監督アニメでしかやらん表現を実写で完璧にやっちゃうからすげぇよなぁ……
・案外深いテーマ
じゃあ本作はインパクトだけのおバカ映画なのか?……とんでもない!!
本作の舞台はイギリス占領下のインド帝国…バキバキに人種差別が起こる殺伐とした世界です。
しかして本作で一番印象的だったのが、厳密にイギリス人が加害者、インド人が被害者というシンプルな構造で描いている訳でもない…ということです。イギリス人の中にも、ジェニーという心優しい女性がいるし、インド人の中にも、ラーマを筆頭にイギリス人の手先としてインド人を迫害する人々もいる……決してシンプルな勧善懲悪では終わらせない、リアリティあるカオスを伴った差別世界が広がる描写がされており、本作をただの娯楽映画だけでは終わらせないメッセージ性があります。
また、本作は実在の革命家であるコムラム・ビームやA・ラーマ・ラージュを主人公に据えていたり、ヒンドゥー神話をモチーフにしていたり、かなりインド文化のモチーフがふんだんに盛り込まれているので、その辺を真面目に考察してみるのも面白い楽しみ方かもしれません。
・歌と踊り……いいな…
そして、インド映画で最も欠かすことができないのが、歌と踊りです。
これがすっっっごく良い……
明るくて陽気な歌だったり、しっとりした決意の歌だったり、だけどよく歌詞を見るとちゃんと主人公の身の上や心情を語っていたり、これから先の運命を暗示していたり、他の映画での音楽の使われ方とは少し違っているのですが、それでもやっぱり…いやだからこそ、隠したり仄めかしたりせず、ドストレートに語りを入れてくるインド映画的音楽はかなり新鮮で楽しかったです。
ほんでダンスシーン……は、思い返せば「ナートゥ」以外は無かったっけ?……まぁ如何せん「ナートゥ」がかっこよさ、演出、規模、音楽、キレ、メッセージ、ストーリー的役割その他もろもろ百点中一兆点くらいあったので不足感は無かったですね。
……一回でいいから超大人数揃えて「ナートゥ」大会とかしたいな……
というわけで今回は、「RRR」を観た話でした。
ほぉおおんとうに最高の映画でした。映画としての完成度が凄まじすぎる……
もう私は「バーフバリ」と本作で完全にラージャマウリファンなので、今度監督の他の映画も見つつ、いつか来るであろう次回作に備えたいと思います。
……人生でたった一度でいいから、「ナートゥをご存知かな?」って言いてぇなぁ……