どうもエイトシーです。
私は「マトリックス」を中二病全盛期に観たので、めちゃくちゃ大好きな作品の一つです。そして、今回マトリックスにちょっと雰囲気が似ているということで「リベリオン」という映画の噂を小耳にはさんで、観てみましたので、感想を書きなぐりたいと思います。
・あらすじ
第三次世界大戦の終結後、都市国家リブリアでは”二度と争いを起こさせないため”に「感情」を持つことを禁止し、特殊な薬を用いて感情を抑制し、一見世界は平穏だった。主人公のブルースウェイn……間違えたプレストン(クリスチャンベール)は、”感情を揺り動かすもの”を処分し、感情を持った人間を処刑するクラリックとして働いていた……
・ポイント
まず、この映画は「SF映画」としてはかなりありきたりです。”第三次世界大戦”なんてもう腐るほど巻き起こっていますし、「感情を持ってはいけない管理社会」なんて設定、人生で絶対に一度は聞いたことがあるはずです。「1984年」を映画にしたみたいな世界観で、目新しさはありませんでした。
そしてストーリーラインもすこぶるシンプルで、悪の体制側の主人公が改心して人々のために戦うヒーローになる…もはやマーベル映画でもやらないほどシンプルです。
じゃあ駄作なのか……とんでもない!!!
この映画は、ストーリーと設定をドシンプルにした代わりに、映像表現はかなり印象的でした。
まず、世界描写の対比が素晴らしかったです。主人公プレストンが生活している空間は、理路整然とすべてが管理され、ほこりの一粒もなく、娯楽の類も一切存在しないような、モノトーンで病的な小奇麗さで描写されています。一方レジスタンス、つまり”感情を持った人々”の生活空間はとても雑多で、装飾のついた鏡やレコードプレーヤー、絵画などが落ち着きつつも鮮やかに描写されていて、いかにも心地よく、感情が揺さぶられそうに描写されていました。この描写の違いは後々の伏線にもなるので、かなりいい映像の使い方だと感じました。
そして……そして何よりも……「ガン=カタ」!!!!
説明しよう!!「ガン=カタ」とはっ!!
第三次大戦中に蓄積された膨大なデータをもとに、敵の配置から統計的に優位な位置に移動しながら戦闘を行うことで、被弾を最小限に抑えつつ、最大のダメージを最大の数の敵に与えるための戦闘術であるっ!!
えー…これこそがこの映画が最強設定映画こと「マトリックス」と比較されるゆえんであり、この映画最大の見どころです。私的にはこの「ガン=カタ」を使うアクションシーンに限れば「マトリックス」よりもはるかにかっこいいと思います。
もうね…とにかくかっこいい!!!
完全に見た目のカッコよさに全振りしたファイトスタイルなので、「ジョン・ウィック」みたいな現実味とかはありませんが、その分わかりやすくド派手にかっこいい!向けられてるショットガンをひっくり返して敵を倒したり、謎装置で袖の中からマガジン出してリロードしたり…本当に中学二年生の妄想欲張りセットみたいな戦闘ばかりでテンションが上がりまくります。
・まとめ
・「SF映画」としてはすこぶるありきたり
・世界描写の対比はかなり良い
・「ガン=カタ」最高!!!!!!!!
という訳で、「リベリオン」の感想でした。
せっかく長期のお休みがあったのにろくろく映画も見れず、ゲームもできず、ブログも更新できずだったので、人類って別に暇だからって有意義に過ごせる生き物ではないのかなと考える今日この頃です。
極力毎週映画観れるようにしたいな…