ENTRY GRADE 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア νガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル
どうもエイトシーです。
みなさん恐らくご存知の通り、私は「機動戦士ガンダム」が結構大好きです。
元々はプラモをちょこちょこ作っているだけだったのですが、そこからアニメを何本か見出し、今では宇宙世紀系に限れば大体の時間筋がわかるくらいになっています。
そんな私ですが、本業では大学でパソコン関係のお勉強をしておりまして、そしてパソコンと切っても切れない関係のものとして、「インターネット」というものがある訳です。
んで、ある日私はこんなことを考えた訳です。
「……もしかして、「インターネット」と、「ニュータイプ」って似ているのでは!?!?!?」
今回は、そんなお話です。
・「ニュータイプ」とは?
一応ガンダム詳しくない人向けに、ざっくりと「ニュータイプ」についておさらいしておきましょう。
昔一度記事にしましたね。
「ニュータイプ」とは、宇宙空間で巨大なロボットに乗って戦ったり、長期間にわたって生活をしているうちに、脳に地球上の人類とは異なる進化を遂げた人々のことです。シャアやらアムロやらララアやら、ガンダムで有名な人々はほとんどがこの「ニュータイプ」になっています。
この「ニュータイプ」の人々は、通常の人々とは異なる能力が開花しています。ざっくり言うとテレパシー的な能力で、他人の思い、思考を言語を介さずに直接「理解」することができる能力だと説明されます。(諸説あり)
・「ニュータイプ」の光と闇
そんな「ニュータイプ」ですが、その本質はとても「優しい」ものであると説明されることがあります。
ニュータイプになった人々は相手の考えを媒介無しに直接理解できるので、「誤解」が生まれる余地がありません。よって、言語や人種、思想の壁を越え、「誤解なく分かり合う」ことによって、争いの火種を消すことができる能力であると一部には考えられていました。
では結果はどうなったのか……
ニュータイプの、「相手の思考を読む」能力を「戦闘行為」に応用し、数多くのニュータイプがエースパイロットとして戦死していきました。優しい能力として生まれたものを、人類は戦争という、真逆の行為に利用したのです。
さらに、地球上ではニュータイプではない人々による差別意識や被害妄想によって、「ニュータイプを排除する」という動きも活発になりました。実際、「閃光のハサウェイ」作中では、既に「ニュータイプは存在しない」というふうにスタンダードが切り替わっている描写が存在します。
・さて、「インターネット」の話を…
ここで、「インターネット」について話を戻しましょう。
「インターネット」は、かなり革新的な技術として生み出されました。「国境」という物理的な壁や、「性別」、「年齢」、「社会的地位」というものに関係なく、世界中の様々な人がリアルタイムに繋がることができるツール、まさしく、「多くの人が分かり合える」ようになるツールとして開発されたはずです。
しかし、結果は散々なものでした。インターネットによって思想、思考が分断されたり、戦争やテロ活動、あるいはもっと個人的な「攻撃の手段」としても利用されるようになりました。
おまけに、インターネットを使う人、使わない人との分断も大きくなり、これを原因として対立が起こることもしばしばあります。昨今のリモート出社の問題なども、結構この辺が原因だったりするわけです。
人々の想いによって生み出され、しかし結果人間は醜い使い方をする……まさに「ニュータイプ」と同じ顛末を辿っているのです。
・”相違点”と”将来”
と、ここまで「インターネット」と「ニュータイプ」の共通点についてのお話でしたが、ここで「相違点」についてのお話を。
ガンダム作中で、ニュータイプは限られたごく一部の人間しか目覚めることのできないものとして語られていました。それゆえに「強化人間」やら「人工生命」などのもっとヤバいお話にまで発展してしまいました。
しかし、「インターネット」は、かなり利用しやすいものとして誕生したので、現在においてはインターネットを利用する人々が圧倒的多数派になりました。
じゃあ多数派の我々は、インターネットを利用しない人々を、ただ遅れた人々として攻撃していいのでしょうか…と言われると、やはり疑問が残る訳です。それをしてしまうと、アクシズを落とそうとしたシャアとあんまり変わりありません。
恐らく、一番理想的な将来としては、1stガンダムのラスト、ニュータイプに覚醒した人も、そうでない人も、みんなが一丸になって生き残るというものでしょう。インターネットを利用できる人も、そうでない人も、等しく手を取り合っていけるのが、一番理想的なんでしょうね……
…うまく纏まってない気もしますが、今回は「インターネットとニュータイプ」についての話でした。
ただの「ロボットアニメ」と侮るなかれ、厄介なオタクはこんな考察をしたりしてるんだぞ!…という話でした。
…次は、「オタク」と「非オタク」が分かり合える話を……