どうもエイトシーです
以前「映像研には手を出すな!」を見て感動したというお話をしましたが…
その後から「アニメが見てぇ!!!」という衝動に駆られてアマゾンプライムでひたすら色んなアニメを見るようになりました。
そのうちの一つが「機動戦士ガンダム」シリーズ
最近「閃光のハサウェイ」も公開され、そのタイミングでそこそこな数のガンダム作品がプライム入りしました。
実は昔から父に「ガンダム面白いから古典として見とけよ」みたいなこと言われていたので、思い切ってファーストから見て見たのですが、これが結構面白かった。
というわけで、今回はガンダムシリーズがなぜ面白いのか…
…という話はまた今度にしましょう。
今回は、「ガンダム」という作品が、なぜここまで人に進めづらいものになってしまったのか、なぜガンダム好きな人は頑なに「ファーストから見ろ!ダブルオー?論外」みたいな暴論に走ってしまうのかがなんとなく理解できたので、そんなお話をしてみたいと思います。
まず、現在のガンダムは、全体的にはかなり難易度が落ちていると言えます。作画が綺麗な新しいシリーズや、完全新規に設定を作り直したシリーズなんかも多くなり、昔よりはかなり「ガンダム」という作品は入門しやすくなっていると言えるでしょう。
しかし、こと「宇宙世紀」に関してはこの限りではありません。
「宇宙世紀」とは、つまりファーストガンダム…皆さんが「ガンダム」と聞いた時に真っ先に思い浮かぶ、白と赤と青と黄色のあのガンダムが出てくる一番最初のガンダムから連なる時系列のシリーズのことです。
この「宇宙世紀」こそが、長年にわたるガンダム神話の始まりであるゆえ、ファンを名乗る人間としてはどうしても新規シリーズより「宇宙世紀」を見て欲しい…と思ってしまうのです。この心理がかなり厄介…
いや、確かに「宇宙世紀」シリーズにも、作画が綺麗な「ユニコーン」とか、劇場作品でストーリーがドラマチックな「閃光のハサウェイ」とかもあります……ありはするんですが……
如何せん宇宙世紀の歴史が長く、作中で当たり前のように使用されている単語が難解極まるのです。一例を挙げれば、
「ニュータイプ、サイコミュ、サイコフレーム、ミノフスキー粒子、ミノフスキークラフト、ファンネル、アナハイムエレクトロニクス、地球連邦、ロンドベル部隊、アクシズ、コロニー落とし、シャアの反乱から〜年」
…一見しただけではなんのこっちゃですが、この中にすでに「ユニコーン」や「ハサウェイ」で結構大事なキーワードが入っていたりしちゃいます…初心者にこの量の専門用語いきなり浴びせるのはかなり厳しい
じゃあこの辺の解説のいらない「宇宙世紀」は無いのかと言われれば……
あります。ファーストです。
……そりゃあそうなんです。宇宙世紀の歴史が作り込まれる前の、一番最初のガンダムなんですから、基礎知識がなんにも無い状態で見れるのは当たり前なんです。
ただ、もちろん私はお勧めできません。
確かにお話としてはかなり面白いです。ただ、現在となってはあまりに作画が古く、ストーリーやキャラクター付けも、現代でも通用するとはお世辞にも言い難い。
しかも、作画が古いだけならまだしも、明確に悪いタイミングも存在するからもう…
「ククルスドアンの島」なんて真面目な顔して見るのはかなり限界があります。
というわけでまとめると、ガンダムシリーズのお勧めのしづらさは、以下のようになります
1.できれば正伝を見てほしい→作画が見やすくストーリーも入りづらい外伝は除外
2.作画が綺麗なシリーズ→いきなり専門用語のオンパレード
3.じゃあ専門用語のいらないシリーズは→いやファーストしか無いねん…
ここまで見てもらえれば、ガンダムという作品がいかに他人にお勧めしづらい作品であるのかがわかってもらえると思います。いや、大前提のこだわりのせいな気もしますが…
その上で、あくまでお勧めが難しいその上であえて私なりのベストな方法を決めるとすれば…
ある程度用語を勉強した上で「ユニコーン」か「ハサウェイ」です。
……これだってかなり厳しいのは百も承知です。まだ興味が出るかどうかもわからないのにいきなり勉強から入るのはまぁ無理があるでしょう。
なので、いづれこのブログで、「初心者向けのガンダム用語集」みたいなのを書こうと思います。いきなり「ユニコーン」や「ハサウェイ」を見ても困らない程度の用語に絞って解説をします。これからガンダムを入門したい人は、ぜひ一度見てください。
初心者用の用語解説を書きました。